本会の活動

本会は、女性に寄り添う専門職として、女性のライフサイクルにおける健康の支援をお手伝いします。

また、助産師相互の連携を図り、地域の母さん方へより満足していただける「いいお産」や「いい相談」が提供できるよう、専門的な最新の情報の吸収や技術の維持・向上に努めています。

研修会を開催し、地域ごとの地区分会で交流を深める等しています。

会員は、3部会(助産所・保健指導・勤務部会)の各部会に所属して活動しています。

助産所部会

お産は病院やクリニックだけではなく、助産所(助産院)でもできることをご存じでしょうか。お産ができる助産所は、助産師を施設の管理者とする医療法で定められた施設です。妊娠中やお産の時は、嘱託医療機関と連携して、ガイドラインに沿った安全な妊婦健診とお産を取り扱っています。最新版「助産業務ガイドライン2019」はインターネットでも閲覧できます(こちらから)。


大分県内には2か所の助産院がお産を取り扱っており、アットホームな雰囲気が特徴です。助産所部会では、互いの症例を持ち寄り事例検討を通して助産所の安全な運営をサポートし合っています。また、全国助産所分娩基本データシステムの管理などをしています。



保健指導部会

保健指導部会は、地域において助産所・または訪問・出張により母乳育児支援や産前産後のケア、妊産婦指導など、女性と家族のライフサイクルに沿った母子保健活動をする会員で構成されています。また、教育機関や保健センター、病院やクリニックを兼務している助産師もいます。

2021年度現在は、約70名の部会員が登録しています。
行政委託による活動としては、両親学級(ハッピーファミリー教室)、新生児訪問、乳幼児健診事業、妊娠ヘルプ電話相談、妊活推進出前講座のほか、思春期講座、いのちの講座といった出前講座も行っています。

 

また、研修会、勉強会をとおして会員自身の知識やスキルアップ、会員間の情報共有をおこない、皆様へよりよいケアが提供できるよう努めています。

R4.2月には、保健指導部会集会を開催する予定です。

勤務部会

勤務助産師部会は病院やクリニック、事業所、各自治体、教育機関等に勤めている助産師で構成されています。病院やクリニックではお産の介助はもちろん、助産師外来・産後ケア・母乳ケア等、看護学校や助産師学校、大学等の教育機関では助産師教育や研究活動を行っています。自治体や事業所で母子保健活動に取り組んでいる助産師もいます。大分県助産師会では会員の約6割が勤務部会で構成されています。